2017年12月8日金曜日

話題のヒルドイドを6ヶ月間使い続けてみました

 ヒルドイドは、大阪に本社を置く「マルホ」が製造販売する血行促進剤・皮膚保湿剤です。
 僕がやっていた抗がん剤は、手先や足先が痛む「手足症候群」という副反応がありましたから、毎日、朝夕2回、手と足に「ヒルドイド」を塗るように云われていました。3週間で使う量は5本です。使い切らない時もありましたから、もらう量を減らすなどして調整していました。
 おかげさまで、深刻な副反応に悩まされること無く治療を終えることができました。


 僕はアトピー体質で、手が荒れることが多く、皮膚科でも薬をもらっていたんですけど、ヒルドイドを塗っていた間は、アトピーが治まっていました。でも、ヒルドイドがアトピーを抑える効果があるなんて、単純には云えないと思います。僕が抗がん剤をやっていた時は、職場でもいろいろと配慮していくれてて、あまりストレスがかかっていない時期だったからです。ストレスから解放されていたのが改善の理由かもしれませんから。
 
 でも、確実に云えることがあります。僕は、当時、足の裏に「ウオの目」があったんですけど、しつこくヒルドイドを塗り続けていたところ、だんだん柔らかくなっていって、跡形も無く治ってしまったんですよ。ヒルドイドは、「ウオの目」の治療に効果があるというのは、紛れもない事実ですw
 
 そんなヒルドイドですけど、最近、美容目的で顔などに使うことが問題になっているみたいです。医薬品ですから、手に入れるためには、適当な理屈を付けて、医師からの処方箋を手に入れる必要があります。薬局で購入すると医療保険が適用されていますから、定価の3割で買うことが出来ます。子供の医療費が無料な場合、それを悪用して、母親がヒルドイドを無料で手に入れるなんてことも起きているそうです。美容目的に使う薬に税金が使われるのですから問題です。転売して利益を得ようなんて輩も出てくるかもしれません。
 
 実は、ヒルドイドの美容効果は、一般の化粧品以下と云われています。化粧品が高価なのは、それなりの理由があるはずで、無料で手に入るような薬が、化粧品より優れているなんて有り得ないことは、少し考えればわかることです。

 まあ、僕の足先は、半年間塗り続けたおかげで、しっとりツルツルになりましたけどw

2 件のコメント:

  1. たまたまこんな記事を見つけたので

    http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53748

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    1. ちょうど1年前に投稿させていただいた「医療保険よりも消費税!」にも書かせていただきましたけど、
      なんだかんだ言っても、日本の医療社会福祉制度は手厚いと思います。
      高額療養費制度をきちんと説明してもらえば、
      不安を煽った宣伝文句に欺されて、高額な医療保険なんかに入らずに済むわけです。
      このままでは、外資系の保険会社が儲かって、日本の国が破綻するというのは時間の問題だと思います。

      障害者手帳についても、バランスを考える必要があると思います。
      もちろん、いろいろと控除してくれるといっても、
      障害者認定されずに生活できるほうが幸せには違いありませんが。

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